パニック障害で仕事を辞める決断をする前に知らないと損する5つのこと!

パニック障害で仕事を辞めようか迷っている方へ

パニック障害の症状が辛い。このまま今のままの仕事を続けていくのは辛い。どうしたらいいのか迷っている。そんな方に、仕事を辞めて後悔する前に是非、考えていただきたいことと、仕事中に、仕事を辞めても給料の3分の2程度をもらうために、必ずやっておきたいことをお伝えします。

 

私自身のパニック障害と仕事との付き合い方

当時私は、22歳の大卒でトヨタディーラの新車の営業職に着きました。その頃の私のパニック発作の症状は、主に人と一緒に食べたり、外食する時に、理由もなく吐き気が襲ってくるという症状でした。

パニックで心療内科に通い始めて2〜3年程度で、パニック発作の起きそうな場面がある程度、特定できていたので、そこに行く前にソラナックスを服用して、症状をコントロールしていた状態でした。高校や大学時代のように、吐き気がして電車に乗れないという時期は過ぎていました。

職場の昼食の時間は特に毎日が苦痛でした。デスクで食事をとるのですが、その時間が怖かったです。食べないと変に思われるし、身体も持たないから、なんとか頑張って食べようと思っていました。

あっさりしたものしか食べられないし、胃がもたれると午後からの営業でお客さんと話しているうちに気持ち悪くなりたくないと、なるべく軽い食事をしていました。近くの食堂の出前をとっていたのですが、同僚がハンバーグ弁当とか、カツ丼とかをたのむのですが、私は玉子うどんをチョイスしていました。

そして、大概みんなが食べている昼の時間には食べませんでした。わざとというわけでもないけど、ちょうど昼の時間はお客さんの接客をしていました。

そして、午後2時とか遅い時は3時とかに、冷めて伸びたうどんを食べていました。みんなからは、「なんで伸びるのにうどんを頼むねん」とよく言われていました。なんか、それが落ち着いて食べられる方法でした。

そして、私は当時、仕事熱心で夜23時頃まで営業所で働くことも当たり前で、基本的に身体は睡眠不足と、慢性疲労でした。帰りづらい状況だったというのもあるし、たくさん車を売って忙しかったというのもあります。とにかく、自分の身体や時間よりも、お客さんのためにやって、会社でいい成績をあげないといけないと思って焦って行動していたし、会社や上司にはイライラしていました。

本当は、毎日会社に行くのが嫌で嫌で仕方なかったです。

だけど、その時に仕事を辞めるという選択肢は思いつかなかったです。それは、責任を放棄して逃げることだと思っていました。

自分のことを信頼して、車を買ってくれたお客さんを裏切っては申し訳ない。そして、自分が抜けたら他の同僚に迷惑がかかる。本気でこんな風に思っていました。だから、辛くても仕事を続けるのが当たり前だと思っていました。

今思うと、こういう思い込みが、自分に無理が生じてパニック発作の症状が出る原因になっていたと思います。

ちなみに、その時、私はパニック障害というのは会社の上司や同僚には伝えていませんでした。薬で症状を抑えて、平静さを装っていました。

症状が辛くて仕事をやめようと思ったら考えてみる5つのこと

  1. 仕事ができない自分ってダメなの?
    まず、パニックになった自分ってダメだなと自分を責めたり、みんなができる仕事も自分はできなくて情けないとか、この先、ずっと仕事ができなかったら生活をどうしようって不安な気持ちがあっても当然です。まず、それが普通のことだと自分で自分のことを受容してあげて下さい。
     パニックの症状が出ている人は、かなりの割合の方が、完璧さを求めすぎたり、自分に厳しすぎる傾向があります。できる自分でないと、不安で存在価値がないと無意識に捉えていないかチェックして下さい。
     自分の無意識の自動思考に気がつき、修正するのはカウンセリングを受けることが効果抜群です。
     パニックの症状で力が出ないまま無理するか、パニックに対処する時間をとってパワフルになって仕事をするかどちらが良いですか?

  2. 他の人に迷惑がかかるからって、自分を後回しにするメリットは?
     私の上記の経験でいうと、お客さんに申し訳ない、同僚に申し訳ない、迷惑をかけたくないという責任感で、自分より他人を優先していました。そのメリットは、良いイメージを持ってもらいたい、頼れる人と思ってもらいたい、役に立たない人と思われたくないといったことが挙げられます。一言で言うと、良い人でいたかったのです。
     だけど、これをやり続けた先にどうなるか想像できますか?それは、自分の力が燃え尽きて気力がなくなってしまう状態です。精神的にもそうだし、疲れやすくなったり、病気になりやすくなったり、白髪や脱毛といった身体的な変化にもつながります。
     自分が元気だからこそ、人の役に立てるのだから、まずは自分が元気でい続けられる事を優先する事がとても大切ですよね。

  3. 上司や同僚に自分の状態を知られるって恥ずかしいこと?
     自分が心療内科に通って、薬をもらっていると言うのは恥ずかしくて、私は上司や同僚には当時言えませんでした。できれば、バレたくない。隠しました。別に、それでもうまく行けるなら、それで良いと思います。
     だけど、もしほんの少し上司に力を貸してもらったら、自分もうまく行けるなら相談してみてはいかがですか?それが上司の役割でもあります。
     
  4. 今の会社を休職しながら、給料をもらう方法を使うのはどう?
     どうしても、体調が悪い時は、ストレスが回復を後らせる原因になってしまうので、お医者さんにいって、例えば、会社を2ヶ月程度休む必要があると診断書を書いてもらう。そして会社に提出して、有給休暇を使う事を考えてみてはいかがですか?有給休暇は労働基準法で認められている労働者の権利です。
     もし、有給休暇の期間が過ぎたり、会社との話し合いで健康保険の「傷病手当」を利用すれば給料の3分の2程度は健康保険からもらえます。同一名の傷病だと1年半もらえます。

  5. 会社を辞めても、給料の3分の2程度をもらって一旦治療するのはどう?

     今の会社を辞めて、一旦治療に専念すると決めることもできます。その場合は、必ず退職の前に上記で述べた、健康保険の傷病手当を利用できるか確認して下さい。詳しい手続きは、健康保険組合のホームページをご覧ください。

     そこで、申請書をダウンロードして、主治医に医師が記入する項目を書いてもらい、その書類を会社に提出してください。そこで、休業の日などの証明を事業主にしてもらって健康保険組合に提出します。

     在職中にこの傷病手当を利用した場合は、会社を退職したのちも、健康保険の任意継続をすれば引き続き自分で傷病手当申請できます。繰り返しますが、必ず在職中に手続きをしてから退職して下さい。

パニック障害と仕事のまとめ

パニック障害の症状と付き合いながら仕事をしていくのは、結構しんどいですよね。だけど、仕事なのでなかなか簡単には辞めにくい。ここまでお読みくださった、あなたは人知れず頑張ってここまで来られた方なのかも知れませんね。

まず、今までと同じ状況のままずるずる引っ張っても改善の兆しがなさそうなら、少し違う行動だ必要だと思います。

 自分の考え方を変えることで症状が和らげるか、会社の人にサポートを求めてストレスを減らすか、思いきって有給を取ってしっかり休養か、健康保険で経済的な安全を担保しつつ退職するといった様々な方法があります。もし良ければ、上から順番に試してみて下さい。